育児エッセイ

【夫が育児をしないのはなぜ?】育児をしない原因とそんな夫への対処法を解説!

みなさんこんにちは!

育児は大変ですが、夫婦で協力できればある程度の自由時間や睡眠時間を取ることはできます。

みなさんの家庭は協力して育児ができていますか?

「パートナーが積極的に育児をしてくれない!」

そんな悩みを抱えた家庭も多いのでは?

特に世間に多いのが、「夫が育児をしてくれない」という問題。

しかし、冒頭にも述べた通り、育児で自由時間や睡眠時間を充分に得るには夫の協力が必要不可欠です。

そこでこの記事では、

「もっと育児に参加してほしい!」しかし、現状はうまくいっていないママ達のこんな悩みを解決します。

  • 夫が育児をしない理由が分からない
  • 育児をしない夫をどう説得していいか分からない
  • 育児に積極的になってもらう方法を知りたい!

私も二児のパパであるため、パパ達の悩みをよくわかっています。

男性目線の解説なので、女性のみなさんにとって理解しがたいところもあるかと思います。

しかし、男性目線が分かれば、育児で夫にイライラすることも減りますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

夫の正直な気持ちを書くために忖度は一切していません。男性の考えを受け入れられずイライラしてしまう場合は、そっとこの記事を閉じてください。

なぜ育児をやってくれないのか考えてみよう!

あなたの夫が育児をしてくれない理由はなんでしょうか?

例えば

  • 仕事が忙しく、時間がない
  • 疲れている。気分じゃない。めんどくさい
  • 男は仕事、女は家庭(育児・家事)という考えがある
  • 育児のやり方がよく分からない
  • 他にやりたいことがある

大半の夫がこのような理由で育児をやりたくないと思っています。

「仕事で時間がない」というのはしょうがない気もしますが、他の理由は実に身勝手で情けない理由ですね。

しかし逆にいうと、もし育児から逃れたいと思っても正当な理由は仕事くらいしかないのです。

夫も育児が大変だと分かっているからやりたくないのでは?

唐突ですが質問です。

育児と仕事だったらどっちが大変ですか?

正解は、どっちも大変です!!

どちらかを決められた人は少し考え直した方がいいかもしれません!

答えになっていませんが実際に”どっちも大変”なのは間違いないです。

そもそも、環境も内容も全く違うのにどっちが大変かなんて比べられませんよね。

そのため、仕事から帰ってきて、全力で育児出来る人とそうでない人がいたり、全力で育児できる日とそうでない日があるのは、ある意味しょうがないこと。

それは夫も育児が大変なことを分かっている何よりの証拠です。

「どんなに疲れていても育児はできる」なんてほど、育児はラクでも簡単でもないことを、ママのみなさんが一番よく分かっているはずです。

大変だからって全部妻に任せていいはずはありません

夫だって”正式に休んでいい”という時間が欲しいのかも

前述しましたが、夫が育児をやらなくていい正当な理由は仕事以外にほとんどありません。

そして、育児が大変なことはよく分かっています。

では妻のみなさまは、夫に正式に休んでいい時間を与えていますか?

育児をしてほしい時間ばっかりで、「この時間は休んでいいよ」と言えている人は少ないのではないでしょうか?

夫が休む時間を確保するには、妻に育児を任せることでしかありません。

しかし、夫が自信をもって休める理由などなく、言い訳がない。したがって「頼まれるまで動かない」という選択肢を取るのです。

プライドを傷つけられたくない

しかも、男にはつまらないプライドがあります。

疲れているとか、気が向かないとか、自分にできないとか思いたくないのです。

家事はバリバリにできて、育児もお手の物、周りにはイクメンなんて呼ばれる最高のパパでありたいと本気で思っています。

しかし、前述したように、育児はそんな甘いものではありません。

育児のやり方も分からなければ、上手くもいかない。

このままでは妻に”役立たず”の烙印を押されてしまう。

そんな理想と現実のギャップに耐えられないのです。

「育児ができないと思われるくらいなら、育児をやらない方が自分のプライドが傷つかない」

そんな考えから、「家庭の仕事は妻がやるべき」などという、それらしい昔の考えを持ち出して、自分が育児をしないことを正当化しだすのです。

夫だって妻と二人で育児を分担したほうがラクなのは分かっているはずなのに…

それでも妻に負担をかけてまで、自分のプライドを守ろうとしてしまう。

男性のプライドは実にめんどくさいのです。

ここまでのまとめ
  • 夫が育児をやらない理由に大した理由はない。
  • しかし誰だって気が向かないときはある。
  • 正式に休んでいい時間がないため、
  • 妻に動けと言われるまで動かない。
  • 育児が上手くいかない姿を見られたくないから
  • 育児をやりたくない。

あなたの目的は夫に育児をさせること?それとも言いたいことを言うこと?

夫が育児をやりたくない理由が分かれば、相手にかける言葉も態度も変わってくるのではないでしょうか?

夫はあなたをイライラさせるかもしれません。それは絶対に夫が悪いです。

しかし、夫が自分で行動を変えるのは難しいです。

それはまたプライドが傷つくから。

なのでイライラする気持ちは分かりますが、そこをグッと堪えて、夫の行動を促す言葉をかけることができれば、案外状況は好転するかもしれません。

休み時間の取り合いになっていない?

育児は基本的に子どもを誰かが見ていないといけないため、夫婦で育児をしていると二人とも同時に休める時間は限られてきます。

  • 「妻が子どもを見ている時間は夫は休む」
  • 「夫が子どもを見ている時間は妻は休む」

これができている家庭は「自由時間が全くない」という状態にはならないでしょう。

そして、夫婦がそれぞれ休む時間は平等でないと、不満の原因となります。

先ほど、

  • 「夫は育児が大変だと分かっている」
  • 「夫だって休む時間がほしい」

と解説しました。

つまり、夫は自分に休む時間がもらえないことを不平等だと感じている可能性が高いのです。

もっというと自分の時間を自分でコントロールできないことにイライラするのです。

「仕事と育児のどっちが大変か」の意見が分かれるように、夫婦の育児の負担を平等にすることはとても難しいです。

妻も自分だけ育児をしていれば不平等だと思うし、夫も仕事から帰ってきてずっと育児をしているようでは不平等に感じます。

「自分のほうがラクをしたい」と考えてしまうと、育児では良い協力関係を築けないのです。

妻側から言わせてみれば、夫が帰ってくればやっと一人の育児から解放されると思いますよね。

しかし、夫から言わせてみれば、仕事から終わったら次は育児があることで、やるべきことら解放される時間がないように感じるのです。

そこで妻が「休んでないで育児をして!」と言ったとします。

果たしてその一言で夫が育児をやりたくなるのでしょうか?

多分、そのときイラっとするでしょうが育児をやってくれます。

そして、次は同じことを言われないように対策します。

しかしそれは「育児をやる」という、本来妻が望んだ事とは別の対策で、残業して帰ってくる時間を遅くしたり、休んでいないように見せたりします。

だって夫が考えているのは「育児をやりたい」ではなく、「自分がとりあえず休みたい」だからです。

正しいからって何でもできるわけじゃない

「父親として育児をするのは当たり前だ!文句を言うべきではない!」と思う人もいるでしょう。

それはすごく正しい意見だと思います。

しかし、正しい意見をぶつけることはその人の行動を変えるわけでもなく、「ただ辛さを生むだけ」になってしまうことは往々にしてあるのです。

育児をしない夫に「父親なんだからもっと育児に参加して!」というのは、正しいし、育児に参加するのは当たり前でしょう。

しかし、正しいからって行動できる訳ではないのです。

例えば、

  • ダイエット中に我慢できずお菓子を食べてしまった
  • 明日は朝早く起きなくてはいけないが、夜更かししてしまった

育児とダイエットじゃ話が違うという意見もあるでしょうが、「目的のためにいつも最善の行動をとれるわけではない」ということは共通しています。

「育児に参加した方がいいのは分かっているけど、少し休憩したい」という夫に、

妻が「早く育児・家事をして!」と言ったら、夫は「それは正しいけど、俺の気持ちを分かっていない」と感じてしまうのです。

それはダイエット中にお菓子を食べてしまった妻に「ダイエット中なのに食べたらダメじゃん」と言われているのと一緒です。

言われていることはどちらも正しいですよね?でも結果的に正しい意見は辛さを生むだけなのです。

実際、どちらの立場でも「そんなの分かっているよ!」と言い返したくなるのではないでしょうか?

ここまでのまとめ
  • 夫だって休みたい。この気持ちが分からずに自分の希望ばかり伝えても状況は良くならない。
  • 育児をしていない夫に「育児をするのは当たり前だ」という正論をぶつけても、ヘソを曲げるだけ。
  • 相手が育児をしたくなる発言をできている?

夫が育児をしたくなるテクニック

夫が育児をしない理由と原因は、「そもそも育児をやりたいと思っていないこと」にあります。

それが良いとか悪いとかのとか話はもう考えないようにしてください。

今やるべきことは、夫が「育児をやりたくない」と思ってしまっている現状を変えることです!

本来なら夫が自分で解決すべき問題ですが、妻のみなさまにもできることはたくさんあります。

みなさまの態度や発言が変われば「育児をやってもいい」くらいに思ってもらえる可能性は充分にあります!

自身の今後の育児をラクにするためにも、損して得取れの精神で頑張ってみてください!

命令はNG!夫が育児をする動機を作ってあげよう

命令では夫は嫌々育児をするだけです。

まずは命令にならないように夫に育児を頼む方法を解説します。

プライドの高い男性には「育児を頼まれた」と思われてはいけません。

「自分で育児をやることを選んだ」という感情を持ってもらうようにしましょう。

まずは悪い例からです。

  • 育児してよ!
  • 育児してほしい
  • なんで育児しないの?

悪い例は自分の願望や疑問を夫にぶつけているだけです。

この言い方では夫は言い訳したくなるし、育児をしてくれたとしてもどこか不満を抱えることになるでしょう。

ではいい例を紹介します♪

  • 育児してくれたらすごく嬉しいな
  • 育児してくれたら私はすごく助かる
  • あなただけが頼りなの
  • あなたのチカラを借りたいんだけど…

いい例は育児をしてくれたときの妻の気持ちを伝えています。

この伝え方だと夫は「育児を通じて、妻の役に立てる」と想像しやすいです。

そして、夫は妻に頼られたいものです。「やってくれたら助かる」なんて言われたら、「それならやってあげよう」と思ってくれるのです。

夫は「妻のため」という育児の動機がはっきりすることで、依頼を承諾しやすくなるのです。

しかも、優しく伝えている”いい例”のほうが断りにくくないですか?

命令口調で頼まれると案外反発はしやすいのです。売り言葉に買い言葉ってやつです。

他にも夫が受け入れやすい魔法の言葉が「チカラを貸してくれる?」です。

「チカラを貸してくれる?」は「自分の存在を必要とされている」と感じることができます。

また、他人の考えによって動くのではなく自分の考えによって動くという立場に切り替わりやすいです。

このように命令ではなく気持ちを伝えることで、夫にとって育児をする動機がはっきりして、結果的に「育児をやってもいい」と思ってくれるのです。

弱音を吐いてみる

夫は頼られたいものと前述しましたが、頼られたいだけでなく、役に立ちたい、必要とされたいと思っています。

そこで、夫に弱音を吐いてみるのはどうでしょうか?

家の中が散らかっていてごめんね。でも片づける体力も時間もなくて・・・

こんな風にちょっぴり申し訳なさそうに弱音を吐いてみましょう。

すると夫は「頼られた」、「役に立ちたい」と感じて、「気にしないで。俺がやるよ!」と言ってくれる可能性があります。

このように弱音を吐くことで、男心をくすぐって自発的に家事や育児に参加させることができます。

夫側としても、命令されたわけでもないし、役に立てるという気持ちから、快く家事や育児をやってくれるでしょう。

もちろん「散らかっているくらい別にいいよ」だけで終わる可能性もありますが、その際はお願いのチャンス!

「悪いんだけど片付けをしてくれない?」とお願いしてみましょう!

弱音を吐かれた後だと、どんなにわがままな夫でも断りづらいです。

「困っている」と夫に相談してみる

困っていることを打ち明けてみるのも有効です。

夫はどこか家事や育児では妻の役に立たないと思ってしまっています。

また妻も夫を役立たずのように扱っていませんか?

夫は妻の役に立ちたいのです。なので困ったことがあったら相談してみましょう!

育児が大変で掃除まで手が回らないんだよね。何かいい方法はないかな?

こんな風に夫に意見を求めてみましょう。

大半の男性は相談されることが好きで、特に仕事が好きな人は相談されることが好きな人が多いです。

また、問題を解決することも好きな傾向にあるので、相談された翌日に便利グッズを買ってきたり、時短家電の導入を検討してくれるかもしれません。

便利グッズを買ってきて終わりという人はまずいません。試してみたいのでその勢いで家事や育児をやってくれるでしょう。

このように夫に自分から家事や育児に携わってもらえば、家事や育児に興味を持ってくれいやすいでしょう。

夫に育児をやるか、やらないか迫らない。育児をやる前提の会話をしよう!

夫に育児をやってほしい気持ちは分かりますが、育児を「やるか」「やらないか」の二択を迫ってしまうと、後回しにしたくなったり、やる気がなくなる可能性があります。

育児を「やるか」「やらないか」は夫にとっては大きな問題です。

やらない選択肢を突き付けてしまうと、逃げたくもなります。

なので、育児をやる前提で会話をしましょう!

  • 子どもをお風呂に入れるか、お風呂上がりの支度をするかどっちをやる?
  • 育児の前に少し休む?それともひと通り終わってから休む?
  • 洗濯物を干すか、洗い物だったらどっちをやりたい?

このように育児をやる前提で「どっちからやる?」「どっちをやりたい?」と聞きましょう。

この質問なら夫には「やらない」という選択肢はありません。

また命令ではなく、どちらをやるのか自分で選ぶため、やらされている感を感じないのです。

やらされている感を感じないことは夫が育児を継続してやってくれる大きな要因になります。

妻が楽しそうに育児をしよう!

夫は間近で妻の育児を見ています。

なので育児をほとんどやっていなくても育児の大変さをなんとなく分かっています。

妻のみなさんは夫の前でどのように育児をしていますでしょうか?

みなさんがイライラして育児をしたり、ため息をついていたりすれば夫だって育児をやりたい思うことはできません。

まずはみなさんが育児が大変だけど楽しいところをしっかりと夫に見せましょう!

楽しそうに育児をしていれば、自然と寄ってきて「俺もやってみたい!」と思ってくれるでしょう!

まとめ:育児の負担は平等を目指そう!

育児の負担が偏って、負担の押し付け合いが始まってしまう夫婦がいます。

それでは夫婦の関係性もよくならないし、何より子どもがかわいそうです。

なので育児の負担は平等を目指すこと!

絶対に自分の方がラクをしたいと思わないことが大事です。

この記事の内容は、小手先のテクニックで夫を少しだけコントロールしているだけに過ぎません。

夫が少しでも育児をするようになったらこの記事のような小手先のテクニックは使わず夫婦できちんと話し合ってくださいね。

この記事がみなさんの役に立っていれば嬉しいです。