私は重度のゲーム依存症です。
仕事をしていても、遊んでいても、隙あらばゲームのことを考えてしまいます。
また、ゲームを始めると際限なくやってしまい、自分で決めた制限時間を守れたことはほとんどありません。
それだけゲームが大好きなのに、楽しいのはやっている間だけ。
ゲームを終えた後は、「貴重な時間を失った」「ゲームの他にやるべきことがあったのではないか」とネガティブな気持ちになります。
「ネガティブな気持ちになるくらいならゲームをやめよう!」と思い、これまでに何度も「ゲームをやめること」にチャレンジしてきました。
最初は上手くいきませんでしたが、何度もチャレンジし、失敗パターンを潰すうちにゲームをやりたいと思うことが少なくなっていくことを実感しました。
また、ゲームをやめるためのいろんな方法も試してきました。
その結果、今では(2024年4月現在)半年間ゲームをやめることが継続できています!
そこで今回は、私が行ってきた「ゲームをやめる方法10選」を皆様に紹介します!
それに加えて、過去の失敗パターンも紹介しますので、ゲームをやめたいと思っている方は必見ですよ!
ぜひ最後までご覧ください。
(失敗談)なぜゲームをやめれなかった?
前述したとおり、私は過去に何度も「ゲームをやめること」に失敗してきました。
私の場合、主に4つの原因がありました。
- 意思の力だけでゲームをやめようとしていた
- ゲームをやめた後のことを考えていなかった
- 自分1人の力でゲームをやめようとしていた
- 自分の依存度を甘く見ていた
それぞれ詳しく解説していきます。
意思の力だけでゲームをやめようとしていた
ここでいう意思の力とは、「自分の気持ち」「感情」のことです。
要は「明日からゲームをやめよう」と自分の中で決めただけです。
最初はこれでやめられると思っていました。
しかし、ストレスが溜まった日、暇でやることがない日に、ゲーム機が目に入ってしまい「ちょっとならいいか」とゲームをやってしまいました。
意思の力だけでゲームをやめるのは、いくら意思が強い人でも難しいと思います。
もし、同じような失敗を経験した方がいれば「ゲームをしにくい環境を作る」ことが必要です。
解決策については後程まとめて解説しますね!
ゲームをやめた後のことを考えていなかった
ゲームをやめることができれば、今までゲームに費やしていた時間は暇な時間になります。
この時間で何をするかを”ゲームをやめる前に”明確に決めておく必要がありました。
私は、ゲームをやめたことで暇になった時間で、ゲームをやるという本末転倒なことをしていました。
なんとも情けない話ですが、当時は「暇な時間だけやって、すぐにやめればいいや」と思っていました。
しかし一度始めるとやめられなくなり、結局想定の時間を過ぎてもゲームやってしまいました。
もし、同じような失敗を経験した方がいれば「ゲーム以外の時間の使い道を考えておく」ことが必要です。
自分1人でゲームをやめようとしていた
どんなに完璧な対策を行っていても、自分1人でゲームをやめようとすると失敗する可能性が高いです。
私は友達にゲームをやめることを宣言していなかったために、オンラインゲームを一緒にやろうと誘われ、「友達に誘われたときはいいか!」とゲームをしていました。
結局それで火がついてしまい、気づいたら私の方から友だちに「ゲームをやろう!」と誘っていました。
どんなに対策しても「ゲームをやるか・やらないか」の最終判断は、自分の「ゲームをやらない!」という意思にかかっています。
その意思の力を強化するために、周りの人にも協力してもらいましょう!
もし、同じような失敗を経験した方がいれば「周りの人の力を借りる」ことが必要です。
自分の依存度を甘く見ていた
最初に意志の力だけでゲームがやめられると思っていたように、私は自分の依存度を甘く見ているところがありました。
ゲーム依存症がゲームをやめるには徹底的した対策を継続する必要があります。
私は「3ヶ月続いたからもう大丈夫だろう」と思い油断をした結果、ゲームをやりたくなってしまったことがありました。
それからは「この世からゲームが無くならない限り、自分はゲームをやってしまう可能性がある」と、常に危機感を持つようにしています。
もし、同じような失敗を経験した方がいれば「最後の砦(とりで)を作っておく」ことが必要です。
ここまでのまとめ
ここで一度まとめです。
私の失敗談とそれに対して考えた対策は以下の通りです。
- 意思の力だけでゲームをやめようとしていた
→ゲームをしにくい環境を作る - ゲームをやめた後のことを考えていなかった
→ゲーム以外の時間の使い道を考えておく - 自分1人の力でゲームをやめようとしていた
→周りの人の力を借りる - 自分の依存度を甘く見ていた
→最後の砦を作っておく
次はこの対策の意味や具体例について解説していきます!
完全にゲームをやめるには?
ゲームをやめようと決意すれば、意思が弱い人でなければ数日間はやめられると思います。
その後も、ゲームをやめることを長く継続させるためには、自分がどうしてもゲームをやりたいと思った時に、
- ゲームをやらないほうが自分にメリットがある
- ゲームをやってしまうと自分にデメリットがある
と思い出せるようにしておくことが必要です。
具体的にいうと、
- 今更ゲームをやるほうがめんどくさい
- ゲームをやってしまうと周りに失望されるかもしれない
- ゲームよりやりたいことがある
という状況を作っておくこと。
その方法が前述した4つの対策です。
ゲームをしにくい環境を作る
意思が強い人でも、1度ゲームのことを思い浮かべてしまうと「ちょっとくらいならいいかな」と思ってしまわないでしょうか?
つまり、ゲームをやめる場合には、「ゲームのことを思い浮かべないこと」が重要であり、できれば「ゲームという存在自体」を忘れたいです。
ゲームの存在自体を忘れる方法
- ゲームを視界に入れない
→ゲーム機は見えないところにしまう。
→ゲームを売る。アプリやデータを消す。 - 広告を見ない
→TVを見ない
→SNSを見ない
せっかくゲームをやめられたのに、新作の魅力的なゲームに出会ってしまえば自分の決意は簡単に揺らいでしまいます。
スマホやTVには自分が見たいと思っていない情報も流れてきますので、情報が流れてきそうな物・場所からは距離をおきましょう。
また、他にも「ゲームをする手間を増やす」という手段も有効です。
ゲームをする手間を増やす方法
- ゲーム機を充電ゼロで保管しておく
→充電しないとゲームができない - ゲームを高いところにしまう
→脚立をもってこないとゲーム機がとれない - ゲームを売る。アプリを消す
→ゲームを買い直したり、再インストールしないといけない
「そこまでしてゲームがやりたくないか」とか、「ゲームをやるまでがめんどくさい」と思ってしまう環境を作ることができれば、ゲームをやりたいと思った時に踏みとどまれるようになります!
ゲームをしにくい環境を作って、「そもそもゲームの存在自体を忘れる」、「ゲームをやるまでのほうがめんどくさい」という状況になれば、完全にゲームをやめることに1歩近づくでしょう。
周りの人の力を借りる
どんなに対策していても、ゲームの情報に触れてしまうことはあります。
そこで自分の意思に勝てれば何の問題もありませんが、そこま自分に厳しくできるでしょうか?
きっと「ここで情報を得たのも何かの運命だ」とか都合のいい解釈をしてしまいます。
そこでストッパーとなるのが、周りの人の力です。
周りの人に力を借りる
- 周りの人にゲームをやらないことを宣言する
→ゲームをやってしまえば周りを裏切ることになる
→自分自身の約束を破ってしまったこともより強く感じる - パートナーや親に言わないとゲームができない状況にしておく
→自分の知らないところにゲームを隠してもらう
→頼んでまでゲームがしたいと思わなくなる - ゲームをやってしまった時の罰ゲームを約束しておく
→自分で罰ゲームを決めただけだと、罰ゲームすら守れない可能性がある
※すでにゲームをやらないという約束を守れていないので…
周りの人にゲームをやらないと宣言しておけば、いざゲームをやりたいと思った時に、「ゲームをやめたんじゃなかったの?」と言われます。
これは私も体験しましたが、なかなかプライドに「グサッ」ときます。(笑)
自分自身との約束よりも、人とした約束の方が強く作用しますので、ぜひ周りの人に宣言してみてください!
しかし、この方法だとその人のいないところでコソコソとゲームをやってしまう可能性があります。(私がそうです)
なので、宣言した人に「ゲームをやらせてくれ」と頼まないとゲームができない状況にしておくと完璧です。
罰ゲームもそうですが、周りに宣言しておくことは、冒頭に伝えた「ゲームをやってしまうと自分にデメリットがある」という状況を作り出すのに最適なのです!
ゲーム以外の時間の使い道を考えておく
ゲームはやめられたけど、その分時間が余ってやることがなかったのが私の失敗でした。
そのため、ゲームをやめる前に「ゲーム以外の時間の使い道」を考えておいてください。
ゲーム以外の時間の使い道
- 自分の成長に繋がること
→副業、資格取得、読書、ランニング、筋トレなど - やらなければいけないこと
→家事、育児、日用品の買い出し
いゲーム以外の時間の使い道は、なるべく「新しい趣味」ではなく、少しでも義務感のあるものにしましょう。
「新しい趣味」を始めても、その趣味に飽きてしまえば、元々の趣味であるゲームに帰ってきてしまうからです。
また、ゲームが趣味だった人が、新しい趣味を見つけるのは難しいように感じます。
そしてもう1つ、「ゲーム以外の時間の使い道」の中に必ず、「短時間で出来ること」を用意しておいてください!
5分、10分の暇ができたときにやることを決めておかないと、手軽なゲームをやってしまう可能性があります。
例えば、5分の暇ができたら「ぼーっとする」でもいいです!
なにか自分の中で決めて、必ず守るようにしましょう。
短時間でできること
- 読書
- 副業
- 瞑想、思考、ぼーっとする
- 仮眠
- 器具がなくてもできる筋トレ
- ストレッチ
最後の砦を作っておく
数々の対策をくぐりぬけて、もうゲームができる寸前まで来てしまいました。
そんなときのために「最後の砦(とりで)」を用意しておきましょう。
私がおすすめするのは「貼り紙」です。
なんとも古典的ですが、私の経験では自分の意思に対して一番効果があると思っています。
貼り紙の効果的な使い方
- ゲームをやめたときの自分の決意や経緯を書いて、ゲーム機に貼る
→初心に帰ることができ、思いとどまることができる
スマホゲームであれば、そもそもアプリを使えないようにしたり、インストールできない状況にしておくとよいです。
androidでもiPhoneでも設定できるようなので是非試してみてください!
特に効果的だった方法10選
ここまで見てくださりありがとうございます。
先ほど紹介した4つの対策のポイントを押さえていれば、対策はなんでも大丈夫です。
とはいっても、何から始めればいいか分からない人も多いと思うので、私が実際に行って効果的だった対策10選を紹介します!
①ゲームアプリを消した
これは誰しもがやったほうがいい最初のステップです。
私はスマホゲームもテレビゲームもたまにやっていましたが、主にやっていたのはスマホゲームだったので、ゲームアプリを全て消しました。
もちろんバックアップも消しました。
ここでアプリを消したり、バックアップを残してしまう人は覚悟が足りません!
もう2度とゲームはやらないつもりで取り組みましょう!
②SNSを見ない
私はスマホも依存症なところがありましたので、思い切って「LINE」以外のSNSアプリを全て消しました。(Instagram、Twitter[現:X]、YouTube)
普段SNSを見る人からすればやり過ぎのように思うでしょうが、意外と消しても問題なかったです。
連絡はLINEで来ますし、無駄な情報を得ることもないのでストレスが減りました。
SNSを見ないことで、ゲームの情報は入ってこないのでゲームやりたいと考えることが減りました。
③ゲーム機は見えないところにしまう
これも簡単ですが、効果的な対策です。
ゲームのことを想起しないことが、ゲームをやらないためには大事なのです。
前述したように、自分の知らないところに隠してもらったり、脚立がないと届かない高いところに置いておくとより効果的です。
④副業を始めた
このブログがそうですが、副業を始めました。
副業を始めてからは、ゲームをする時間がより無駄に感じるようになりました。
副業の中でも、在宅で隙間時間も活用できるブログは特におすすめです!
⑤暇つぶしは読書
暇つぶしにゲームをやってしまう人は、他の暇つぶしの方法を見つけておく必要があります。
私が暇つぶしのためにやったことは読書です。
それまでは読書なんて年に数冊読めばいい方だったのですが、ブログを始めたこともあり情報収集のために始めました。
読書がおすすめな理由は、「広告がほとんどないため、知りたい情報に集中できる」ことです。
Web検索は便利ですが、広告によってゲームに触れてしまう可能性があります。
また、読書は本さえあれば、いつでもどこでも、短い時間でもできます。
自分の成長にも繋がるので、暇つぶしは読書をおすすめします!!
⑥家事を率先してやる
暇な時間ができてしまうと、どうしてもゲームのことを思い浮かべてしまいます。
かといって読書をする気分にもなれない。
そんな時は、家事を率先してやることで暇な時間を作らないようにしました。
なにかと後回しにしてしまいがちな家事ですが、家事が溜まるまえに片づけてしまうことを意識していました。
暇つぶしで家事をやろうと思うと、意外とやらなくてはいけない家事が転がっているものです。
パートナーよりも率先してやれば、喜ばれるし、ゲームをやらないで済むしの一石二鳥です。
ゲームのやり過ぎで家庭の雰囲気が悪い人には特におすすめです!
⑦パートナー、親、友達に宣言した
私はゲームをやらないということをベラベラと周りに言っていました。
それにより、約束を破れないという制約に繋がり、何回も踏みとどまることができました。
また、ゲーム好きの友達にも伝えたところ、ゲームに誘われることは少なくなりました。
ただ、ゲームの話をしてくる人もいたので、結構意思が揺らぎました。
ただ段々慣れてくると、ゲームの話をされても「楽しそうでいいね」というスタンスになり、ゲームを誘われた時の断り方も上達した気がします。
今思えば、ゲームをやめるリハビリのようになっていたのかもしれません。(笑)
⑧ダイエットに挑戦した
家にいてダラダラしているとゲームがしたくなってきてしまいますので、なるべく外出するようにしていました。
運動くらいしか外に出る理由がなかったので、これを機にダイエットを始めてみました。
ダイエットを始めたことで、「ゲームをやるくらいなら運動して早く痩せたい!」と思うようになるという、意外な効果を生みました。
ゲームをやりたい欲に勝てるのは、自分の成長やだれかに褒められたいという「承認欲求」なのだと再認識しました。
(完全に余談ですが、当時から10キロ痩せて腹筋が4つまで見えるようになりました)
⑨早く寝て睡眠時間を増やした
これは具体例には書いてなかったですが、「ゲームをしにくい環境を作る」ことに繋がります。
なぜゲームをして夜更かしをしてしまったというエピソードがそこら中に転がっていると思いますか?
ゲームを長くやり過ぎてしまうことも大きな要因ですが、そもそもやるべきことをやっていたら社会人や学生にゲームをやる時間など、さほどないのです。
なのでみんな睡眠時間を削ってまでゲームをやるのです。
これを逆手にとり、早く寝て睡眠時間を増やすようにしました。
本を読んで知ったのですが、睡眠時間が6時間を切ると意志力が低下し、誘惑に負けやすくなるそうです。
睡眠時間を増やすことは、ゲームの時間を作らないことに繋がり、誘惑にも負けにくくなるのです。
⑩ゲーム機に貼り紙を貼った
私の場合はゲームでイライラしたり、ネガティブな気持ちになることを防ぎたいと思い、ゲームをやめる決意をしました。
そのためテレビゲームを家族で楽しむなら、ゲームをやっていいと考えています。
※まだ子供が小さいので当分先の話ですが…
なのでテレビゲームは売らずに残していましたが、結果的にテレビゲームを1人でやりたいと思ってしまうこともありました。
その時にゲーム機の貼り紙に書いてあった決意や経緯を見て踏みとどまることができました。
ゲームをやりたいと思うと、それ以外は考えられなくなってしまいます。
その時に踏みとどまる策として私は貼り紙をおすすめします!
(PS:万が一テレビゲームをやってしまったらいさぎよく売ろうと思います)
まとめ:ストレスにならないように!
ゲームはストレス発散にとても役立つと思います。
(私のようにゲームによってストレスを感じてしまうこともありますが…)
ゲームをやめることが大きいストレスとなって体調を崩したりしては大変です。
自分のペースでゲームをやめる。または時間を制限するだけでもいいと思います。
この記事がゲームをやめたくてもやめられない人の参考になっていれば嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!